妊娠の確率をより上げるために!不妊鍼灸のタイミング療法はいつがベストか
排卵時や採卵時の3日から5日前
排卵予定日直前の鍼灸治療は、想定された日に正しく排卵が行われるよう促す施術です。特に、排卵誘発剤を使用しない周期で、排卵を促す施術は効果的であるとともに「ちゃんと排卵するのか」という患者さんの不安払拭にも役立つでしょう。
採卵周期の鍼灸治療は、クリニックで採卵日が決定したらその3~5日前に実施。ホルモンバランスを整えると同時に卵巣への血流を促すことで、採卵日に向けてきちんと卵胞が育つ効果が期待できます。
生理中に不妊鍼灸を行う
生理中に鍼灸治療を受けることに不安を感じている人も多いかもしれませんが、生理中は鍼灸を受ける良いタイミングなのです。
生理中は子宮内膜が経血として流出しますが、その際体内に蓄積した老廃物等も出すことができるため、鍼灸でそれを促します。また、生理中はすでに卵巣内で次の卵胞ができはじめているので、鍼灸治療でホルモンバランスを整えて卵胞の質向上を目指すのです。生理中は肩こりや腰痛など体調不良が伴いますが、それらの症状改善にも鍼灸は役立つでしょう。
タイミングをとってから5日以内
タイミング療法は自然妊娠に近い治療ですが、この場合も鍼灸治療によりサポートすることが可能です。クリニックの診察でタイミング日が確定されたら、忘れずにタイミングをとります。鍼灸治療が有効なのは、タイミングから5日以内です。
タイミング療法は前述の通り自然妊娠に近く、子宮だけでなく精子や卵子が通る卵管のコンディションも大切。タイミング療法時の不妊鍼灸では卵管の状態改善を目指す施術を行い、同時に着床が促されるよう子宮環境も整えます。